前十字靭帯損傷( ..)
春となり、スポーツの時期がやってきました(^^)
代表的なケガでもある、前十字靭帯損傷についてお話します。
前十字靱帯は、膝を安定させる役目をしています。前十字靱帯損傷は、膝の外側からタックルされたときやジャンプして着地したときなどに膝がガクッと外れたとき起こることが多いです。通常、この症状は2~4週間ほどで改善しますがスポーツ復帰したときに、再度膝がガクッと外れるようになります。
十字靭帯損傷の主な症状
・膝がぐらぐらする
・膝に力が入らない
・膝が完全に伸びない、正座ができない
・膝が腫れて熱をもつなど
十字靭帯損傷の治療方法
断裂した前十字靱帯は自然にはくっつきません。膝の内側靱帯や足首の靱帯は固定すれば自然にくっついて機能がもどることが多いのですが、前十字靱帯は関節内の靱帯のため無理なので手術になります。
手術後のリハビリ
期間は2カ月程度です。
大きく分けて筋トレ、屈伸訓練(可動域訓練)、歩行訓練の3つです。
歩行訓練は術後2日目から開始します。筋トレは手術後すぐ始めます。屈伸訓練は徐々にゆっくりやります。
あまり早く進めすぎると膝の安定性に影響がでますので、時間をかけてやっていきましょう。
前十字靱帯を損傷したままで運動や生活を続けていると、半月板や軟骨といった膝のクッションの役割をする正常な組織が傷ついてきますのでしっかり治療しましょう。